「焦げついたフライパン、何ごみの日に出せばいい?」「包丁はそのまま袋に入れていいの?」「壊れた傘は長くて袋に入らない」——台所の金属製品や傘は、毎週のごみと出す日が違ううえに、自治体によって区分の名前や出し方が変わります。この記事では、大田区・葛飾区・中野区・港区・三鷹市・藤沢市・厚木市の公式サイトを2026年10月9日に確認し、出す日と出すときの注意をまとめました。

  • フライパン・鍋は、確認した東京の5区市では「不燃ごみ」「燃やさないごみ」「陶器・ガラス・金属ごみ」など、燃やさない側のごみとして出す。藤沢市は資源の「カン・なべ類」で、袋に入れずにバケツなどの容器で出す
  • 包丁などの刃物は、確認したすべての自治体が新聞紙や厚紙などで包むよう求めている。東京の5区市は、袋に「キケン」「危険」「危険物あり」などの表示も求めている
  • 傘は、確認した自治体の多くが燃やさない側のごみとしている。三鷹市・藤沢市は指定収集袋に入らない場合に袋を貼り付けて出し、厚木市は50cm以上でも「金物類」の日に出せる例外品目にしている

フライパン・鍋は何ごみ?

確認した東京の5区市では、燃やさない側のごみです。藤沢市は資源の「カン・なべ類」として、空き缶と同じ日に出します。

区分の名前は自治体ごとに違います。大田区・港区は「不燃ごみ」、葛飾区は「燃やさないごみ」、中野区は「陶器・ガラス・金属ごみ」、三鷹市は「燃やせないごみ」です。

自治体フライパン・鍋の区分出し方の主な決まり
大田区不燃ごみ(「金属類、傘、フライパンなど」と例示)ふたつきの容器か中身の見える袋で、収集日の朝8時までに集積所へ
葛飾区燃やさないごみ(「なべ・フライパン」と例示)「ふたのできる容器」または「中身の見えるポリ袋」に入れる
中野区陶器・ガラス・金属ごみ(「フライパン、なべ」「やかん」と例示)ふたのできる容器か、中身の見える透明・半透明の袋で、朝8時まで
港区不燃ごみ(「なべ、フライパン、包丁、刃物など」と例示)ふた付きの容器か中身の見える袋。段ボール箱や紙袋では出さない
三鷹市燃やせないごみ(「鍋・やかんなど」と例示)市の家庭系ごみ指定収集袋に入れる
藤沢市資源「カン・なべ類」(なべ、やかん、フライパン。テフロン加工も可)袋に入れず、戸建てはバケツなどの容器、集合住宅は専用ネットかコンテナへ

(出典: 大田区「不燃ごみ」、葛飾区「燃やさないごみの出し方」、中野区「陶器・ガラス・金属ごみの出し方・種類」、港区「不燃ごみの出し方」、三鷹市「燃やせないごみの出し方」、藤沢市「カン・なべ類の出し方」)

厚木市の「もえないごみの出し方」のページには、鍋・フライパンの品目例は載っていません。厚木市で出すときは、市の品目別の分別案内で確認してください(出典: 厚木市「もえないごみの出し方」)。

藤沢市でも、すべての鍋が資源になるわけではありません。ホーロー製の鍋と、さび・焦げ付きなど汚れのひどいものは不燃ごみです。ふだんの空き缶と同じ日に出せるかどうかは、材質と汚れ具合で分かれます(出典: 藤沢市「カン・なべ類の出し方」)。

フライパン・鍋の出し方を、袋か容器で燃やさない側のごみに出す4区、指定収集袋で出す三鷹市、資源のカン・なべ類で出す藤沢市に分け、刃物は包んで出すことを添えた比較図

包丁・はさみは、どう包んで出す?

新聞紙や厚紙で刃を包み、燃やさない側のごみの日に出します。東京の5区市は、外から分かるように「キケン」「危険」などと書くことも求めています。収集する人がけがをしないための決まりです。

包み方と表示の文言は、自治体ごとに次のように案内されています。

自治体包み方表示
大田区丈夫な容器や厚紙などに包む「危険」
葛飾区新聞紙などに包む「キケン」
中野区危険のないように包む中身が分かるように表記
港区新聞紙などで包む「キケン」
三鷹市新聞紙などに包む「危険物あり」
藤沢市厚紙などで包むページに表示の指定はない(包丁・はさみは不燃ごみ)

(出典: 大田区、葛飾区、中野区、港区、三鷹市、藤沢市「不燃ごみの出し方」)

藤沢市では、同じ台所の金属製品でも扱いが分かれます。食卓用のナイフ・フォークやおたま、ザルは資源の「カン・なべ類」ですが、包丁・はさみは厚紙などで包んで不燃ごみに出します(出典: 藤沢市「カン・なべ類の出し方」)。フライパンと包丁をまとめて片付けるときは、別の日に出すことになります。

割れたガラスも、確認した7自治体はいずれも刃物と同じように包んで出すよう案内しています。葛飾区・中野区・港区は、スプレー缶・ライターなどを他の燃やさないごみと別の袋にするよう求めているので、同じ日にあわせて出す場合はスプレー缶・カセットボンベの出し方も確認してください。

傘は長くて袋に入らないけど、どうする?

確認した自治体の多くは、傘を燃やさない側のごみとしています。袋に入らない長さのものの扱いは自治体で違い、指定収集袋を貼り付ける、例外として長くても受け付ける、といった決まりがあります。

自治体傘の区分長さ・袋の扱い
大田区不燃ごみ(「傘」と例示)不燃ごみの出し方に従う
中野区陶器・ガラス・金属ごみ(「金属部分がはずせないもの 傘など」)同上
港区不燃ごみ(「かさ」と例示)同上
三鷹市燃やせないごみ(「ビニール傘」を複合素材の製品として例示)指定収集袋に入らない場合、傘などの長い物は5本までミニ袋(5リットル)1枚、6〜10本はS袋(10リットル)1枚を貼って出す
藤沢市不燃ごみ50cm以上でも不燃ごみとする品目に傘を挙げている。袋に入らない部分があれば指定収集袋をテープなどで貼る。複数本はひもなどで束ねる
厚木市もえないごみ(金物類)50cm以上でも金物類の日に出せる「例外品目」に傘を挙げている。透明か半透明の袋で出す

(出典: 大田区、中野区、港区、三鷹市、藤沢市「不燃ごみの出し方」、厚木市「もえないごみの出し方」)

葛飾区の「燃やさないごみの出し方」のページには、傘は品目例として載っていません。同じページでは、プラスチック類・革製品・ゴム・ビニール製品は燃やさないごみにならないと案内しているため、傘を出す前に区の分別案内で確認してください(出典: 葛飾区「燃やさないごみの出し方」)。

三鷹市では、最も長い一辺が80cm以上の棒状のものは粗大ごみになり、粗大ごみ受付センターへの申し込みが必要です(出典: 三鷹市「燃やせないごみの出し方」)。長さの基準を超えるものの申し込み方は、粗大ごみの出し方・処理券・料金の調べ方で説明しています。

自分の自治体では、どこを見ればわかる?

市区町村の「不燃ごみ(燃やさないごみ)の出し方」のページと、資源の「缶」のページの2つを見ると、フライパン・鍋・包丁・傘の区分がほぼわかります。

調べる順番は次のとおりです。

  1. 不燃ごみ(燃やさないごみ・燃やせないごみ)の出し方のページで、品目例に「なべ」「フライパン」「刃物」「傘」があるかを見る
  2. 見当たらない場合は、資源の「缶」や「金属」のページも見る。藤沢市のように、鍋類を資源にしている自治体がある
  3. 傘や物干し竿のような長い物は、同じページの「大きさ」「長さ」の決まりを確認する。基準を超えると粗大ごみになる
  4. 収集日は、町名・丁目ごとのカレンダーで確かめる。確認した大田区・中野区・港区では、燃やさない側のごみの収集は月2回

収集日の調べ方は、ごみ収集カレンダーの確認方法で、紙・PDF・アプリでの入手方法を比べています。

くらしぽーたるの地域別ガイドでは、大田区・葛飾区・中野区・港区・三鷹市・藤沢市・厚木市などの分別区分と収集日の調べ方をまとめています。そのほかの地域はごみ分別ガイドから選べます。

本記事の内容は、2026年10月9日に各区市の公式サイトで確認した情報です。分別のルールや収集日は変わることがあるため、出す前にお住まいの市区町村の公式サイトで確認してください。